The Eras Tourのコンサートフィルムをようやく観た。
圧倒された、こんなの生で観たら数週間現実に戻れない気がする。Taylorって今や世界一のpopスターなのに、今でも昔と変わらない素朴さみたいなものがあって、これ何でなんだろうなってずっと考えてたの。今回このライブを観て答えが出たかもしれない、Taylorは誰かを好きになる(応援する)ことがどんなことかを知ってる。あんなに光を浴びててもファンと同じところに立ち続けることを選んでるような気がした。歌を書くのは自分の気持ちの整理のため、っていうのが大きいだろうけど、それを聴いて自分と重ね合わせて泣くファンがいることをTaylorはちゃんと知ってる、わかってる。「16歳でデビューして以来、ずっと応援してくれてる人たち。今日もいるわよね、声を上げて。ずっと応援している自分を誇りに思ってね」ってMCで言うシーンがあって、うるっときてしまったけど、長年誰かを好きでいること、って多分難しいんだよね。それは恋でも、アーティストの応援でも。Taylorはそれをわかってるんだろうなと思う。好きでいることの苦しさと、もちろん楽しさと、そして切なさを。人に、曲に、恋して、敗れて、その経験を自分の曲を通してファンと一緒に味わってる感じ。だからあれだけ大勢の人に囲まれてる存在でありながら、今も昔も自分のneighborみたい。ライブじゃ自分のダメなところ一切見せずにプロフェッショナルな仕事をするけど、anti-heroで歌ってるように自分の弱さをちゃんと分かってて、ちょっと皮肉っぽく自分自身を見てるから、自分は特別!とか全然思ってないんだろうな、あんなにきらきらしてるのに、その煌めきさえもファンと同じ量浴びるようにしてるというか。雲の上のような存在でありながら、常に同じ高さの場所にいてくれてる感じがする。
私、Taylorを初めて聴いたのはfearlessなんだよね、だからデビュー時から知ってたわけじゃなくて、もう私も大学生くらいだったから、そこまでAvrilほどにマインドとか影響を受けてない。Taylorで育ってたら私はまた違う面を持った自分になってたのかなとか思う。Avrilは今でこそにこにこしてるけど昔は笑顔はほとんど見せなかったし、そんなAvrilを見て育つとやっぱりどこかクールな振る舞いを選びがちというか、眉間にシワ寄せてしまったりとか笑、頭にいつもAvrilの表情が浮かんでてそれに倣ってた部分がある(Avrilファンの皆、わかるよねこれ?笑)。でもTaylorを一番に見て中高生時代を送ってたら、口開けてびっくりした顔しながらoh my god, you're so goodとか言ってハイタッチするようなタイプになってたんかなとか、笑。今回3時間見続けただけで表情とか仕草とか真似したくなった、全部可愛い、まあ今から真似すればいいんだけど、これを多感なティーン期に浴びる人生も送ってみたかったなとか考えた。
にしても本当にすごいライブだったな、1秒も目離せなかった。どのeraもステージ可愛かったな、our songで泣いた、やっぱ初期に弱い。あとtolerate itの演出がすごく好きだった。友達が教えてくれたけど、Taylorはこのツアー始める半年くらい前から走りながら/踊りながらフルセットで歌ってたらしい、毎日!プロすぎ。疲れた素振りも一切見せないし、最初から最後まで同じ熱量で歌い続けてた。あれだけ何曲も歌って、しかも一部カットしたver.だったりもするのに歌詞も一切ミスしない、自分で曲書いてるし物語仕立ての曲になってるから流れが分かりやすいっていうのもあるんだろうけど、それでもすごい、体に染みついてるんだと思う。Taylorのライブだ~嬉しい~って見始めたけど、単純にプロフェッショナルさに感動してしまった、誰にも文句言わせないぞっていう完成度、かっこよかった。こんなに仕上がったものを見せてもらえると、そりゃ皆応援したくなるよな、ってなった、見てて気持ちよかった。こっちは全力で好きなんやから、全力で向き合ってほしい、そういう気持ちをやっぱりTaylorはよくわかってる。それが消えない素朴さと親しみやすさに繋がってるのかな。
ああ良いものを観た、幸せです。そして自分のことをちゃんとやろうというやる気も湧きました。常にトップを目指すように、生きよう、その方がかっこいいや。今日はいつもの倍気合い入れて仕事したし、寝る前に今から筋トレします。Taylor Swiftにはなれないけど、Taylor Swiftみたいに生きることは可能なので、彼女をロールモデルに、手抜きせず、自分のことを全力でやろう。その先にきっとあの肩の力が抜けた自然な表情や仕草、可愛い笑顔があるんだ、、!あとは自分でいること、の覚悟。Taylor、もはやまるでアスリートだし、真のスターでした。disney+に入ってる人、ぜひ。
(今日のタイトル: our song/Taylor Swift)
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