最近観たおすすめ映画3本紹介。今回は全部Amazon Prime。
「アイデア・オブ・ユー」
5/2に配信始まったばかりの映画、個人的にすごく楽しみにしてた。1Dのハリーのファンが、ハリーとの恋を妄想で描いたと言われている小説が基になってて。アンハサウェイ演じる40歳のシングルマザー、ソレーヌが、ボーイズグループAugust Moonの24歳のメンバー、ヘイズと恋に落ちる。出会いはコーチェラ!根っからのファン気質の私にとってこんな最高の設定はない。ステージ上から目線を送られてときめきと戸惑いが混ざったような表情をするアンがすごく素敵で泣きそうだった。セレブと恋する映画って「ローマの休日」とか「ノッティングヒルの恋人」とか作られてるから、まあ大筋はよくある話なんだけど、この映画では女性の年齢について大きく触れられてるのがよかった。他のメンバーや周りにいる若い女の子たちから、からかわれるような目で見られて、メディアには、“あのボーイズグループのメンバーが中年女をゲット、正気か?”と書かれる。不思議だよね、男性が16歳年下の女性と付き合っても何も言われないのに、女性が年上だとあれこれ言われる。劇中に出てくる、
“People hate happy women.”
という台詞がすごく印象的。皆自由に幸せに生きよう~って言いつつ、女性がちょっと目立ったことをするとすぐ叩かれる世の中、たいていは年齢や容姿のことで。すごく不公平だと思うし悔しいし生きづらい。私も年とるの怖いもん正直。ソレーヌ、彼のことがすごく好きなのに、でも自分はおばさんだし、色々言われるのに耐えられないし、だから離れよう、って決意して、でもTVをつけたらヘイズが歌ってて、それを微笑みながら半分泣きながら観てるの、苦しくて泣いてしまった。年齢で自分を縛る苦しさ、をアンハサウェイがすごく繊細に表現していました。結構辛い展開あるけど、でもハッピーエンドです!まあ副題でわかると思うけど笑、だから安心して観て。アンハサウェイくらい美人なら40歳になっても年下と恋愛できるでしょ、現実味なさすぎって書いてる人結構多いけど、そこを突っ込んでしまうとこの映画の本質に辿り着けない気がする、そりゃアンはそもそもが美人だけど、ちゃんと若者の間にいる時のちょっと痛い感じとか、母親感がどうしても拭えないところとか、細かいところで埋まりにくい年齢差をしっかり出しててさすがだと思った。アンの映画結構見てきてるけど、この映画の演技は特に好きだった。
アンはもちろんうっとりしてしまうくらい綺麗なんだけど、ヘイズを演じたニコラス・ガリツィンが正統派イケメンで美しすぎた。。「赤と白とロイヤルブルー」って映画で、イギリスの王子を演じてて、その時から目つけてたんだけど(笑)、今作でもう爆発した、本当にかっこいい。
これは「赤と白と~」の時の写真で金髪だけど、今回は暗めの髪にタトゥーっていう私が特に好きそうなビジュアル笑。キャップかぶってるのも素敵だった、私多分こういう雰囲気の人が好きなんだろうな、ニック・ロビンソンもきゃーってなった俳優の1人だけど彼もこんなタイプ。August Moon、ちゃんと曲も数曲出してサントラに入ってて、ニコラス自身もまるで実生活でもメンバーかのように今SNSでプロモーションしてる。今日もMV載せてstream now!とか書いてた。このグループの曲、1Dの曲を作った人たちが制作したらしくて、そういうこだわりも良いなと思った。有名人との恋っていう誰もが憧れるストーリーでそれだけで楽しいけど、女性としてどう生きていくべきか、を考えさせられるところが個人的にすごくよかったです。おすすめ。
「コカイン・ベア」
タイトル通り、クマがコカインを摂取して暴れる映画笑。「フロリダプロジェクト」でムーニーを演じたブルックリンちゃんが出てて(画像真ん中)、それでずっと観たいなと思ってたんだけど、予想以上にブラックジョークたっぷりで面白かった。映画冒頭に、“クマと出会ったら立ち向かうのが正解。人間が強いというところを見せつけましょう”みたいな文言が出るんだけど、その引用がwikipediaで笑。ウィキって概要を知るにはいいけど、信じるのは危険なサイト第一位やん、でももう最初にそれを信じて戦うカップルが出てきて、人間の愚かさを開始数分で見せつけられる。しかもそのカップルの名前がオラフとエルサなの、攻めすぎ。その後も、高い位置からコカインばらまいて「ホワイトクリスマスだ~」とか言ったり結構倫理的にやばい笑、でも好きな人はめちゃくちゃ好きだと思う、私は結構こういうのすき、笑。
何より良いのが、製作陣が皆動物好きなんだろうね、動物が一切死なない。これ実話をベースにした映画なんだけど、実際のクマはコカインを過剰摂取して死んでしまったらしい。でも映画ではそこは事実と変えてて、クマは生き続ける。可愛い犬も出るし、鹿もちょっと登場するけど、皆無事です。死ぬのは愚かな人間だけ。徹底的に人間の愚かさを描いてるので、観終わった後はある種の爽快感のようなものが得られる。ちょっとグロいシーンはあるけど、気楽に観れるし、95分尺で短いし、ちょうど良い映画。
私は心霊ものが昔から好きで、youtubeでも廃墟探索とか心スポ(心霊スポットの略らしい、使いたかった笑)動画をよく観るんだけど(笑)、ホラーが好きな人って現実逃避をしたい傾向が強い、というような記事を前に読んだことがあって。現実に嫌気がさしてるから現実ではなかなか起こり得ないものを観たくなったり、逆に怖いものを観ることで今ある平和な日常に感謝したり、笑、私は怖いものを観るとすっきりすることが多いです。死を感じることで生を実感できる、っていうのもあるかも。そんな感じで、ホラー以外にもスリラー/サスペンス等、どきどきするものを無性に観たい時があって、これはそんな時に何となく観た映画なんだけど、めちゃくちゃ面白かったので今回紹介します。
簡単に言うと飛行機が墜落するパニック映画なんだけど、それだけじゃ終わらなくて、不時着した島がなんと反政府ゲリラが支配する無法地帯で、そこにいる人間に襲われるんです。飛行機墜落と、得体の知れない人間たちと繰り広げる銃撃戦と、2つのスリルを味わえる、非日常を感じたい人にはなんともうってつけの映画(笑)。でもこの映画はパニックを楽しむだけじゃなくて、そういう危機的状況に陥った時に機長という立場の人間がどうするか、っていうところがすごく丁寧に描かれてて。乗客を守るためにする判断、行動、その1つ1つが自信にあふれてて、でもその自信をつけるためにたくさん経験をして、努力をして、それを重ね続けてきた故なんだって思うと感動しちゃって。「1つ1つ着実に」って台詞が響く。スリルを求めて観たのに最後泣かされた(笑)。飛行機は今後自分も乗ることあるだろうけど、機長に何もかも委ねて安心して乗ろうと思った、もしこの映画みたいなことが起きても、機長は私たちを守ってくれる。すごい仕事、かっこよかったです。
今回紹介した映画、ジャンルは全然違えど共通点があって、全部2時間以内で観れる!面白い映画は長くても面白いけど、正直観るのが億劫になる時もあるから、でも100分ちょいとかなら気軽に観れる、明日明後日もGWでお休みって人多いと思うので、何か映画観たいなって人はぜひ気になったものがあれば観てみてください。さて、ニコラス出演作をいろいろ観ていこうかな、彼イギリス人なの、イギリスやっぱ行きたかったなあ、本当なら来週くらいに行ってるはずだった、でも次のチャンスを狙って毎日努力しながら生きよう、イギリスでニコラスが待ってるかもしれない(?)
(今日のタイトル: gurad down/August Moon)
0コメント